| 「言霊力を育てよう!」 |
 |
 |
「生けるものすべてに魂が宿る」と考えていた日本の古人(いにしえびと)たちは、人が発する「言葉」にも、不思議な力がある−と信じていました。
「しき島の 日本(やまと)の国は 言霊の さきはう国ぞ まさきくありこそ」
−※日本は言霊によって栄え、平安が保たれる国なのだ−
−万葉集・第三二五四番−
また、歌は言霊の寄り集まったもの−というワケで、こんなのもあります。 「力をも入れずして天地(あめつち)を動かし、目に見えぬ鬼神をも「あはれ」と思はせ、
男女の中をもやはらげ、たけき武士の心をも慰むるは歌なり」
−古今和歌集・仮名序−
|
 |
言葉には魔力が宿る。
心を一点集中させ、特定の言葉を発するだけで幸せを呼び寄せ、自分を取り巻く状況を変えられるばかりか、天地すら動かせる………。
「何言ってんの。ただのカビの生えた迷信よ」と思われる方もいることでしょう。
でも、書店やwebショップの、ビジネス書、または一般書の売れ筋本のタイトルや目次を、ちょっと注意して眺めてご覧なさい。
「プラスの言葉を繰り返せば成功する」とか「あなたの夢をはっきりと言葉にしなさい」とかの「プラス思考」モノが、結構、目につくはず。「ポジィティブ、ポジィティブ」って、もう、うるさいくらいに(笑)。
「言葉(や思考)が現実を変える」という信仰は、ネット全盛の社会でも、ちゃんと生きているのです。
ところが、今の世の中、言葉の大切さをどこかで感じつつも、言葉をないがしろにしている人が多いのも事実。
いちいち挙げませんが、嘘と不実をくり返した結果、日本人の「言霊力」は、随分と弱ってしまっています。
これは年齢、性別に関係ありません。
「言霊力」の弱い大人が何を言っても、子供(や若者)の心にズンと響きません。
「言霊力」が弱いと、人間関係が希薄になります。
同じ「ありがとう」でも、波動の伝わり方が弱いからです。
また、「言霊」の質に問題のある人が宗教儀式をやると……ま、これはやめておきましょう(笑)。
幸い今、日本人としての、「日本的感性の大切さ」を説く人々が増えてきています。
そこには大抵、「日常の言葉づかいを美しく」というのが出てきます。
美しい言葉(言霊)を発するには、お手本が必要。「愛とパワーのこもった言霊」に、より多く触れることが大切ではないでしょうか。
そこで、古今東西の聖典や精神的指導者の言葉、古典文学(戯曲、詩、小説)、歌劇(オペラ)から芸術家の手記に至る様々な「言霊」の中から、「魂に響く」と感じたものを、年100本ペースで紹介してゆきたいと思います。 |
 |
最初のテーマは、「男と女」「愛について」。
ほんわか〜とした言葉の多い中、あえて厳しめのモノを中心にセレクトしました。
なぜなら「言霊」とは本来、「力あるもの」だからです。
流れてやまない思考をしばし休めて、「言霊」たちの波動を感じてみて下さい。
「魂の力」をめざめさせるためにも−
「剣(つるぎ)をもって刺すように、みだりに言葉を出すものがある。
しかし、知恵ある人の舌は人をいやす。
真実を言うくちびるは、いつまでも保つ。
しかし、偽りを言う舌は、ただ、まばたきの間だけである。」
(旧約聖書・箴言12章−18〜9)
|
 |
|